デイトレには勝ちやすい時間帯が存在します。勝率アップのポイントと合わせて解説していきます。
朝の寄り付き直後は勝ちやすい?
デイトレで勝ちやすい時間帯は、東京市場が開いた寄り付き直後とよく言われています。時間帯で言うと朝の9時過ぎになります。
9時からしばらくの間は株、為替、先物と出来高を伴って大きく値が動きます。出来高があるほどデイトレはやりやすいというのが理由です。
この考え方は間違っていません。ただ読みが当たれば大きく取れる一方で、読みが外れた時は損失も大きくなってしまいます。
また寄り付き直後は大口による仕掛けが入りやすい時間でもあります。5分足で大きな大陽線が出た次の足で、大陰線が出るなど振り回される動きに巻き込まれがちです。
つまり値動きが予測しづらいのです。ハイリスクハイリターンになりますので、腕に自信がある人以外は乗らない方がよいと思います。
デイトレで勝ちやすい時間帯は?
ではどの時間帯が勝ちやすいかというと、個人的には9:30~10:00がやりやすいように感じます。動きが落ち着いてくる時間帯ですね。
この時間帯になると、上昇または下落の方向性がある程度出てきます。またトレンド方向に素直に伸びやすいという特徴があります。
そこでトレンドフォローでトレンドについていく売買をすれば、リスク少なく利益を狙うことができます。値幅を狙うよりは細かく利益を積み重ねた方がうまくいきます。
10時を過ぎると為替の仕掛けが入りやすくなり、トレンド転換が発生する確率が高まります。中国市場も開くので再び値動きが活発になります。
出来高が多い時間帯を狙うのではなく、値動きが読みやすい時間帯を狙い撃つことが負けないためのポイントになります。
時間帯よりも大切なのはトレード時間!
最後にトレード時間について書いておきます。まずは質問です。
「あなたは1日にどのくらいトレードをしていますか?」
1人1人の環境によっても違ってくると思いますが、少しでも長い時間トレードをして利益を伸ばしたいと考えている人がほとんどです。
しかしこの考え方は“勝てる方法”とは言えません。なぜならば人間の集中力は1時間が限界とされているからです。
ダラダラとトレードを続けていると集中力が落ちてきて、エントリーが雑になります。その結果、大きな負けにつながる場合も多いです。
そこで私がおすすめするのはこのやり方です。
「1日の目標を決めて、目標達成後はチャートを閉じる」
まず1日の目標を決めます。目標は無理なく達成できるものにしてください。225先物であれば、1日+20円などが例になります。
目標に到達したらその日のトレードは終了です。チャートを閉じて、あとの時間はトレード以外で自分の好きなように使うようにします。
これを習慣化できるようになると成績は上がってきます。時間帯よりも成果に直結しやすい部分です。ぜひ意識してみてください。