利益確定をどこでするべきか?そのタイミングで悩んでいるトレーダーは多くいます。今回は利確ポイントをテーマに記事にまとめていきます。
利確後のトレーダー心理
トレードをしているとどこで利確をするかで悩む場合が多いです。そしてその判断が成績にも大きく影響してきます。
利確後のトレーダーの反応は大きく分けて次の3つです。
1、「ああ、売るのが早すぎた!もったいない!」
2、「危なかった。欲張らずに売っておいてよかった」
3、「ルール通りにトレードできたからOK」
1は後悔、2は安心、3は平常心といったところでしょうか。長くトレードをしていれば、どれも経験しているかと思います。
この中で最適な答えを選ぶのであれば、2ではなく3がベストです。利確だけでなく、ロスカットについても同様です。
その理由についてここからもう少し詳しく書いていきます。
デイトレで利確するタイミングはいつ?値幅はどこまで伸ばすべき?
まず利確するタイミングというと、大きく取る事をイメージされる方が多いです。損小利大で利益はできるだけ伸ばすという考え方が前提にあるからです。
それは間違いではありませんが、欲を出して利確チャンスを逃してしまう場合もあります。最悪の場合にはせっかくのプラスがマイナスになってしまう場合も出てきます。
値幅を狙えばリターンだけではなく、リスクも付いてくることを考えなければなりません。そこで必要なのは判断基準を変える事です。
勝っているトレーダーの共通点として、自分のエントリールールに従って利益確定ポイントを事前に決めています。
「ルール通りに利確ができたらベスト」
彼らはこのように考えます。売った後にさらに上昇したとしても、特別気にすることもありません。あくまでも結果論だからです。
デイトレで利確する際の理想形は、”自分で決めたルール通りにできたとき”を結論にしておきたいと思います。
値幅を狙う場合は“分割決済”で!
ルール通りにやることが大切なのはわかった。それでもできるならば値幅を狙いたいというのがトレーダーの気持ちではないかと思います。
そこでおすすめなのが分割決済です。例えばミニ3枚でエントリーをしたら、+50で1枚利確・+100で1枚利確・+150で1枚利確とそれぞれ決済ポイントを分けます。
そうすることでリスクを抑えて値幅を狙えるようになり、例え逆行したとしても利確した分の利益を手元に残すことができます。
分割利確にする場合でも、エントリー時に見通しを立てておくことに変わりはありません。行き当たりばったりのトレードを減らすことで、トレード成績の安定につながっていきます。
利確がうまくなる最大のポイントは「欲を出さないこと」です。値幅重視からルール重視へと視点を変えることで、トレード力は格段に進歩します。
今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。最高の利確ができるよう祈っています!(^^)