株・FX・225先物・仮想通貨など投資すべてに共通しているのは、メンタルが重要であるということです。この記事ではその意味についてまとめていきたいと思います。
なぜ技術ではなくメンタルが重要なのか?
トレードを始めた頃に「トレードはメンタルが重要」と言う言葉をよく聞きました。知り合いのトレーダーを始め、投資初心者向けの本には必ず書いてあったように思います。
私はその言葉を聞いて納得できる一方で、疑問も感じていました。トレードは「腕」や「技術」こそが最も重要であると考えていたからです。
しかしトレードを長くやるにつれて少しずつその意味が分かってきました。そして今はトレードで最も重要なのはメンタルだと考えるようになりました。
私の体験談を元にその経緯を詳しく書いていきます。勝てるようになるためのヒントが詰まっていると思うので、今思うような結果が出ていない人はぜひ読んでみて下さい。
トレードはメンタルが重要な理由
トレードではパソコンやスマホを通じて人間同士が戦います。利益と損失がはっきりと分かれるマネーゲームです。
当然のことですがどんなに腕が良くても、いつもトレードで勝てるわけではありません。予想と反対方向に動いた時にはロスカットをする必要性が出てきます。
ロスカットは非常に難しいものです。多くのトレーダーが大事だと気づいていても、いざやろうとするとなかなか実行に移せません。なぜならば損失が確定してしまう行為だからです。
しかしロスカットは遅れれば遅れるほど損失が拡大しまいます。最悪のケースだと一発退場になる場合だってあります。これは決して他人事ではありません。
ロスカットができなければ生き残れないのが相場の世界です。そして決めたルール通りにロスカットできるかは自分自身との戦いになります。だからこそメンタルが重要なのです。
勝ち組トレーダーの共通点はロスカットが速いことです。自分の読みが外れた時点、または予め設定したロスカットラインに抵触するとしっかりと損切りします。
自分で決めたルールを守れるかどうか?
小手先の技術やノウハウうんぬんよりも、この部分がしっかりできていなければ相場で生き続けることはできません。
心理戦を制した者が最後は勝つ!
もう少し具体的な場面を例に挙げます。「暴落時にどのような行動を取るか?」という部分もメンタルが試される場面です。3人のトレーダーはそれぞれ次のように考えました。
A
待っていればいつか戻るだろうから、買いポジションは含み損のまま持ったままにしておこう。
B
ここは一旦ロスカットしよう。痛いけどこれ以上下げる可能性もあるし仕方ない。
C、
暴落のあとには必ずリバウンドが来るので、売りが出尽くして下げ止まった時を狙って買っていこう。
あなたはどのタイプに該当したでしょうか?実は最も多いのはAタイプのトレーダーです。ロスカットをしたくない、できない人は全体の7割も占めています。
Bタイプが2割。Cタイプが1割です。投資で毎年安定して勝てている人は1割と言われていますので、ちょうどCタイプの割合と同じです。
つまりピンチをチャンスに変えられる人。怖い場面でこそ買えるメンタルが強い人が投資の世界で長く生き残ることができるわけです。
投資はメンタルが最も重要であること。心理戦を制したトレーダーが最後は勝つことをぜひ覚えておいてほしいと思います。ご購読ありがとうございました。