新しく積み立てNISAが誕生して、投資に興味を持ち始めている人が増えています。今回は投資信託で年利3%を目指す場合について注意点などをまとめていきます。
年利3%の実現するための方法
先日購入した投資本にこんな記述がありました。
「年利3%を目標に資産運用をしていきましょう。そのためにはインデックス型の投資信託を毎月一定額ずつ買っていくのがおすすめです」
特に初心者向けの投資本にはよく書いてある内容です。この方法は間違いではありませんし、年利3%を実現するための現実的なやり方だと思います。
NISA枠を使えば、運用益や分配金に対する税金が非課税となります。長期投資であればこれらのメリットを最大限生かすことができます。
また株式だけではなく暴落に備えて債券を交えてポートフォリオを組むというのも王道のやり方で、リスク回避方法として推奨されています。
・・・とここまでが。
投資本に書いてある教科書的な内容です。これからトレーダー目線でどんどん辛口批評していきたいと思います。
知られていないリスクとは?
まず第一に年利3%についてです。これはあくまでも世界や日本の株価が上昇していかなければ達成できません。
リスクヘッジで債権を組み込んだとしても、基本的に上昇を支えるのは株式です。つまり株価が上がらないと損失が出るリスクが高くなります。
2007年~2008年にかけてサブプライムローン、そしてリーマンショックの影響で18000円台だった日経平均は8000円台にまで値下がりしました。
日本だけに限らず、世界中の投資家たちが大きな損失を出して退場に追い込まれた事実があります。債権を買ってリスクヘッジをしていたトレーダーも同様です。
この事実を取り上げている投資本や証券会社はほぼありません。理由は単純で、私たちが投資をしなければ彼らは儲ける事ができないからです。
投資をしていればどこかで必ず暴落がやってきます。投資家はそれを頭に入れて立ち回る必要があるわけです。
教科書の考え方を捨てれば投資は勝てる!
「毎月コツコツと一定額を積み立てていく」
投資で勝つためにはこの教科書的な考え方を捨てる必要があります。上げた時も下げた時も一定額ずつ買っていくのではなく、安い場面だけを狙って買うようにします。
毎月コツコツ買うよりも暴落時にのみ買った時の方が遥かに効率的ですよね。このやり方にシフトするだけで、年利は10%以上を狙うことができます。
ではどのように暴落を判断すればよいのでしょうか?
↓ ↓ ↓
実は私たちのすぐ身近にあります。テレビや新聞です。
暴落時には必ずニュースになりますので、そのタイミングで投信を買うようにしていくとよいでしょう。
それと上がった場面では別に持ち続ける必要はありません。一度決済して暴落を待って再度買い直す手もあります。
「暴落とどう付き合うか?」は投資をする上で欠かせない要素です。教科書だけでは乗り切れないので、あなたなりの対策を持っておくことをおすすめします。